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2024.08.29

脱毛サロンのもっとも大切な教育は、技術教育です

当店ではスタッフへの教育を丹念に行っており、これは今後も継続していく大切な経営方針の一つといえます。脱毛を主のメニューとした美容サロンでは、教育といっても実に様々な目的や分野があります。接客の教育・カウンセリングの教育・体毛や肌知識の教育などがその一例です。もちろんこれらの教育はとても重要なのですが、Seizeがもっとも重要だと考えるものは脱毛技術の教育です。

いうまでもなく、脱毛サロンに通うお客様の最大目的は脱毛を安全に効果的に行えることの他にはありません。そしてこれまでのコラムでも触れてきたように、脱毛は施術するスタッフにより技術の差が明確で、これにより効果の差が生じます。ですから私たちは技術品質を高い状態で均一ができるよう、教育の仕組みを整えているのです。

 

目次

脱毛士が習得しているスキルや、その過程・方法について

脱毛器のアタッチメントの圧力で、効果は変わります

今回のまとめ

脱毛士が習得しているスキルや、その過程・方法について

髭・脚・腕・うなじ・VIOなど、脱毛を行う箇所は様々ですが、まず効果的な施術を行うにおいて、脱毛器の光エネルギーを調整する知識や技術は前提として必要です。光は主に波長・フルエンス・パルス幅という複合的な要素から成り立っており、脱毛の箇所または個人の毛質によりこれを最適な力に合わせる「調整能力」は重要です。調整能力を上げるためには、専門家(脱毛器のエンジニアレベル)から長時間にわたる講義を受けた後、分析を通しながら一人ひとりの施術を積み上げていくことでしか方法はありません。また、脱毛士は調整能力だけではなく、脱毛器の操作性が高いことも技術として求められます。

一般の方に脱毛器の操作性が高いといっても理解を示してくださることはほとんどありません。なぜなら脱毛器はアタッチメント(ヘッド)を肌に当てるだけで効果が出ると、広く認識されているからです。しかし脱毛を狙う対象に最適なエネルギーを選択することができたとしても、アタッチメントの当て方によっては肌にダメージを与えたり、脱毛の効果を弱くしてしまうことがあるのです。

アタッチメントの当て方についてのポイントは主に2つの技術です。一つは漏れがないかという点ですが、これは想像に容易いと思います。当然照射に漏れがある箇所は効果が出るわけがありませんが、こういったボーンヘッドレベルのミスをする技術者は少なくはありません。これには脱毛器に関する教育を十分に受けていない・基本的な手順を習っていないという環境的な要因もありますし、チケットの販売のみを目的としたサロンでは、手抜きの技術をすることが実際に問題として取り上げられてもいます。

脱毛器のアタッチメントの圧力で、効果は変わります

アタッチメントの当て方についての二つ目のポイントですが、これは当てる「圧力」が重要であるということです。他の脱毛サロンにたくさん通った私たちが出した結論は、ほとんどの技術者において肌に接地する(つまり照射する)際、アタッチメントが肌に当たる圧はとても弱い力だったということです。アタッチメントの圧力が弱いと火傷のリスクは急激に高まりますし、肌の内部に入るメラニンへ向けたエネルギーは屈折することで対象に熱を帯びることができず、結果として脱毛効果を低下させることになります。

スタッフはアナログに加減を覚えないといけませんが、アタッチメントの圧力はある程度強めではないと脱毛効果を出し、肌にとって安全に施術を行うことはできません。

他のサロンではまったく髭が抜けなかったけれど、Seizeでは3回程度ですごく綺麗に抜けて驚きました。というような嬉しいお声をお客様からいただくことが当店では多いのですが、これを支えるのは脱毛に関するアカデミックな知識だけではなく、脱毛器を細やかに扱えるという脱毛士の操作能力でもあるのです。

今回のまとめ

私たちは過熱する脱毛ニーズに合わせて、業界の新規参入者が増加することはとても健全な経済の動きだと考えているのですが、「ただ脱毛器を導入してスタッフを採用し、施術を行えば良い」というスタンスには反対です。教育の不足は効果の不足を促し、火傷のリスクを発生させるからです。

美容のサービスは身体を変えることを含めますから、業界全体で技術や知識のリテラシーを底上げしていけば、良い将来に繋げることができるのです。

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