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2024.03.13

Column

脱毛のセルフケア・ホームケア製品が、世の中に定着しない理由について

Seizeにご来店いただくお客様の中には、家庭用脱毛器を購入して使ってはみたものの、まったく効果がなかったので、美容サロンに通うことにしました。という方も少なくはありません。家庭用脱毛器はエステティックサロンが扱う業務用脱毛器に比べ、出力が明らかに低くなりますからやはり脱毛効果というものは、家庭用脱毛器では限界があるのです。

脱毛器(マシーン)以外の脱毛手法として脱毛料・除毛料(除毛剤)もありますが、今回は家庭でもっとも手軽に行える代表的な脱毛手法「毛抜き」「剃毛」について、これを行うために発生する現象や、留意事項をお伝えしたいと思います。

目次

はじめに

体毛が濃くなり肌を傷つける、家庭用脱毛手法の副反応について

顔脱毛の選択肢として「剃毛」手法を行わない方がいい理由

まとめ

体毛が濃くなり肌を傷つける、家庭用脱毛手法の副反応について

男性(メンズ)・女性問わず毛抜きは、まず脱毛に関心を持った初手として行われることが多いため、家庭用脱毛手段としてはもっともポピュラーな手技の一つになります。Seizeでは脱毛だけではなくフェイシャルメニューから通い始めるお客様もおられるため、「脱毛は毛抜きや剃毛を行なっています」といわれる方もいますが、私たちはこういう場合必ずお客様のために注意喚起を行うようにしています。

毛抜きや剃毛により毛を取り除くことは、成長期の毛根を刺激してしまう可能性があります。成長期の毛根を刺激すると、体毛の成長を促す可能性が大変高いと、医学的な観点からいくつか報告も上がっています。つまり剃毛だけでなく毛抜きを行うことでも、より体毛が濃くなるという望まない結果に繋がる可能性があります。また剃刀による剃毛も、よく行われる家庭用脱毛の代表的手法です。剃毛は一時において、綺麗にすべての毛を除去することができます。しかしながら剃毛をした後は、体毛が積極的に成長期に移行していくというデータが多く報告されているのです。

つまり毛抜きも剃毛も、脱毛効果どころか体毛を濃くするリスクを孕んでいるということなのですが、それだけではなく身体上の安全面にも問題があるのです。毛抜きや剃毛行為は、毛包や表皮にダメージを与えて毛嚢炎を起こしてしまうことがあるのです。毛嚢炎とは、毛穴の奥の毛根を包む毛包部分に起こる炎症のことで、毛包部分に小さな傷ができ、細菌が感染することに至ります。特に剃毛を行うと、複数回器具を使用することから、毛を剃ることができずに肌を傷つけていることがあります。そうすると、アトピー性皮膚炎や乾皮症を患う方々は、肌表面の炎症が酷くなり、その肌の上から剃毛を繰り返しますから、これは大変危険な脱毛行為といえるのです。

 

顔脱毛の選択肢として「剃毛」手法を行わない方がいい理由

なるべく控えた方がいいとされる脱毛方法「剃毛」は、身体にとって悪影響を及ぼすリスクがありますから、どうしても剃毛を行うということであれば、以下の留意事項を必ず守らなければなりません。

まず剃毛で使う刃は、使用のたびに取り替える・そして肌には石鹸を泡立てて多めに塗り、刃の抵抗力を弱める・肌の炎症がでている脱毛部位(湿疹ができている、赤みがあるなど)がある場合には、剃毛による脱毛を行わない、もしくは脱毛する箇所を避けることが望ましいでしょう。また剃刀による脱毛方法は、極力顔には行わないようにしてください。なぜかというと、顔に毛嚢の炎症を引き起こせば、尋常性毛瘡となる可能性があるのです。尋常性毛瘡とは、通称「剃刀負け」ともいわれており、髭の生えている部分に生じることが多いです。尋常性毛瘡は、炎症を起こした顎髭の部分に、赤く盛り上がったように腫れていることが特徴なのです。

 

今回のまとめ

初めて医療クリニックやエステティックサロンに脱毛を行うため足を運んだ方であれば、いきなり「早速施術を始めましょう」ということになるとそのお店やスタッフへ、不信感が募るでしょう。Seizeのスタッフは、多種の医療脱毛器・美容脱毛器のスペックや効果実感をインプットしているだけではなく、家庭での脱毛手法にまでメリット・デメリットを把握しております。

効果的で安心安全な脱毛を行うことがお客様の目的でありますから、私たちはプロフェッショナルとして、細やかな部分まで隈なく脱毛の技術や知識を蓄えていくことが使命なのです。

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