滋賀県草津市の顔・髭・VIO・全身脱毛ならメンズ専門サロン シーズ「お知らせ・コラム」ページ

効果が高い脱毛器・痛みや火傷リスクの少ない脱毛手法や留意事項・体毛が残りやすい、もしくは残りにくい肌環境・肌の炎症とはどのような症状なのか？こういった質問はお客様から日常的に受け私たちはひとつ一つに丁寧にお答えし、カウンセリングを行なっています。

これまでのコラムで触れてきたように、美容脱毛には様々な手法があるため、上記の内容を精査し切ることは大変難しいことだと思います。しかしSeizeでは、こういった専門知識をブラックボックスにするつもりはありません。お客様自身の脱毛知識も豊かになれば、より自身の脱毛効果を上げやすくコントロールすることができるからです。

目次

はじめに

脱毛器は、体毛の再生機能に影響を与えることで、その効果を発揮する

体毛そのものは、中心から毛髄質・毛皮質・毛小皮に分かれている

まとめ

脱毛器は、体毛の再生機能に影響を与えることで、その効果を発揮する

効果の高さ・痛みや火傷リスクの少なさ・体毛が残る身体的理由・肌の炎症内容などを断片的に理解することは、とても非効率なことです。どんな脱毛器にしても体毛の再生機能に影響を与えることが本質です。つまり毛器官の構造や体毛そのもののメカニズムを理解することで、吸収できる脱毛知識や未来的な効果をイメージする能力は、格段に向上させることができるのです。

但し毛器官は肌組織に位置しますから、肌断面図をなんとなくでもいいのでイメージできることが重要です。肌は上層から表皮・真皮・皮下組織の３層に分かれており、体毛はその内の表皮が窪んだところに収まっているのです。体毛は元来表皮の一部が皮下組織まで落ち込み、角質層が変形して体毛という形で伸びていった物質です。前文でも指摘したように、体毛は汗や汗腺・皮脂腺と同様に、肌の付属器ということになります。

体毛それぞれの器官名称ですが、肌表面から現れている部分を毛幹・肌内部に埋まっている部分を毛根・そして毛根を包む器官を毛包というのです。毛根を支える毛包は、肌表面に対して斜めに構造しており、傾いている側の下部には毛隆起があり、毛隆起が立毛筋と繋がっています。そしてその上部には皮脂腺が開いており、近辺にはアポクリ汗腺が位置しています。立毛筋は寒さや恐怖などで収縮し、毛幹を立て鳥肌が出る原因になります。皮脂腺は表皮の一部が変形してできたものですが、ここでつくられる皮脂は毛包の中に分泌され、毛包の外に流れ出すことで、表皮の外側を覆い刺激から体毛や肌を守る役割を果たしています。

アポクリ汗腺は、ワキや乳輪・外陰部といった部位にのみ存在し、性ホルモンの影響を受けて思春期に分泌が活発になり、刺激臭を放っています。

体毛そのものは、中心から毛髄質・毛皮質・毛小皮に分かれている

それでは体毛そのものはどのような構成になっているのでしょうか？体毛は3層構造をとっており、中心から毛髄質(メデュラ)・毛皮質(コルテックス)・毛小皮(キューティクル)という各器官に名称がついています。毛髄質は、角化していない細胞が縦方向に1〜3列に並んでいて、細かい気泡を含んでいる部分です。そして軟毛にはほとんど存在しない器官でもあるのです。毛皮質は、体毛の大部分を占めていて、顆粒状のメラニンを含んでおり、このメラニンの量によって体毛の色が決定されます。毛皮質の性質により髪の強さや太さも変わるのです。毛小皮は角化した扁平な細胞が毛先に向かって重なっており、これは鱗の柄のようになっています。毛先の方向に髪を撫でると滑らかに感じ、これを逆にすると引っかかったような気がするのは、毛小皮が髪表面を覆っているからです。毛小皮は大変薄い層でできていますが、毛皮質を外的な刺激から保護するという大切な役割を担っているのです。

体毛が成長期であるときは、その毛根下部は球状で毛球といわれ、毛球の中に血管や神経を持った真皮が入っており、これを毛乳頭といいます。また毛乳頭を覆った細胞は毛母細胞といい、毛母細胞から分裂して体毛はつくられるのです。

今回のまとめ

Seizeの脱毛カウンセリングは、「毛周期」についてかなり綿密なお伝えをしています。なぜなら脱毛は理想的な周期で一定の回数を通うことが効果を上げる条件になりますが、この周期や回数と深く関わる基準が毛周期なのです。もちろん脱毛士が肉眼で捉える体毛の状況確認も大切な判断材料になりますが、これは毛周期のデータと合わせることで、機能するアクションです。そして毛周期を理解するために、毛器官を知ることが何よりの準備になるのです。