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2024.03.30

Column

脱毛施術を行う前に、私たちはお客様の身体について質問します

医療脱毛・美容脱毛問わず、卵巣や副腎の病気などがお客様に関わっている場合、一旦脱毛施術は見送り専門の医師の診察を促なさなければいけない。という点については、これまでのコラムで共有してきましたし、もしそうであっても強制的に施術を行うような店舗は必然的にお客様の口コミ・評価が高くなく、なるべく通うことを避けた方がいいでしょう。

私たち脱毛士の使命は、お客様が悩める体毛をツルツルにして差し上げることですが、脱毛という行為は通常の施術と比べてお客様の体液・血液に接触する可能性が高い施術ですから、血液などに関する感染症などの知識も、リスク管理として備えておく必要があるのです。

目次

はじめに

脱毛施術がタブーとなる具体的な病名とその理由について

脱毛施術の可否を医師に託すべき、お客様の疾患について

まとめ

脱毛施術がタブーとなる具体的な病名とその理由について

まず脱毛の技術者が(お客様もできれば)把握しておくべきは、脱毛施術がタブーとなる病気についてとその対処法です。脱毛サロンに来店されるお客様には、日常生活に特に支障がないように見えても、脱毛施術を行うことで発作を誘発したり病気を発症するリスクのある方もおられます。

第一に脱毛がタブーとなる・もしくは気をつけるべき病気は、「心臓病」です。心臓は血管系の中心的な役割を担う原動力として、毎分約60〜80回の心拍数を繰り返していて、1分間に約5000mlもの血液を身体中に循環させるポンプのような役割をしています。心臓の病気には血液を運ぶ冠動脈の内構造が動脈硬化により狭くなり、血液の流れが悪くなることで虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、心臓のポンプ機能が低下する慢性心不全、心臓の構造に障害が見られる心臓弁膜症などがあります。もちろんこれらの病気を抱える方にとって脱毛施術が絶対にいけないというわけではありませんが、命に関わる病気なので医師の承諾を得ているかどうかを前提にするべきです。またペースメーカーを使用している場合には、ペースメーカーが誤作動を起こすことがありますから、脱毛施術はどのスタッフもお断りするケースが一般的です。

ペースメーカーの使用者と同様に血友病・ベーチェット病なども脱毛施術は避けないといけません。血友病は出血した場合血が止まらない病気ですから、これは脱毛だけではなく、様々な美容サービスに制限はつけられます。ベーチェット病は、厚生労働省の特定疾患に指定されている病気で、肌・目・粘膜・内臓・血管・神経などに炎症を起こす自己免疫疾患です。プローブを用いる電気脱毛はベーチェット病患者には絶対的に禁忌であるといえるでしょう。

 

 

脱毛施術の可否を医師に託すべき、お客様の疾患について

糖尿病の方もまた、脱毛するには医師への承諾を得ることが推奨されています。糖尿病は血液中の糖分が、基準値より慢性的に高い内分泌系の病気です。膵臓でつくられる血糖の量を一定に保つインスリンというホルモン物質が低下したり効率良く働かないため発症する病気でもあります。糖尿病が進行すると、身体の血管や神経が弊害を起こし網膜症・腎症・神経障害など合併症状を引き起こすといわれています。つまり脱毛問わず施術後の肌の回復が遅い、もしくは副反応が出やすい、その治りもまた悪くなる可能性があるため、医師への承諾を得ることが推奨されているのです。

脱毛時の刺激によって発作を誘発する可能性もあるといわれている他の病気はてんかん、もしくは気管支喘息などもあるため、このような病名の有無を脱毛サロンはカルテに加えるべきなのです。

 

今回のまとめ

脱毛サロンを経営するということは、お客様の最高の喜びだけではなく、心身のリスクも同時に抱えることだと私たちは思っています。当店は医療機関ではありませんが、本コラムのような見識を常に学び、また医療関係者と事業を提携することにより、お客様の安全に細心の注意を払っています。

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