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2024.03.22

Column

ニードル脱毛(電気脱毛)の衛生管理

光エネルギーを毛根部にアプローチする脱毛施術は「医療レーザー脱毛」・「美容光脱毛」などという名称で脱毛器の性能上分類されており、Seizeで使用する業務用脱毛器も、この光脱毛の方式を採用しています。またこれらの脱毛方式以外にも、ニードル脱毛(電気脱毛)方式の脱毛器も存在し、この機種は医療機関で扱われています。ニードル脱毛器の特徴を簡単に解説すると、ニードル(針)で肌を刺し通電させ毛根部にダメージを与える方式であり、時間効率や痛みにかなりハードルがある施術だといわれていますが、レーザー脱毛や光脱毛で抜けなかった頑固な強い体毛を、短期間で処理することができるという利点もあることは確かで、最も特徴的であるのは白髪になってしまった体毛を脱毛することが可能な点です。ただし「ニードルを刺す」という点から、この脱毛器の衛生管理は特に慎重に行わなければならないことも事実なのです。

目次

はじめに

脱毛器・脱毛備品の細かな衛生管理対策について

電気脱毛器の衛生管理はもっとも厳正に行われています

まとめ

脱毛器・脱毛備品の細かな衛生管理対策について

消毒・滅菌など、脱毛器や脱毛に関する備品の衛生管理をこれまで取り扱ってきましたが、具体的なサロンワークで(この場合クリニック)スタッフにどのような教育が施されているのかを共有したいと思います。

基本的な電気式の脱毛器一式は、施術中に脱毛士が手で触る可能性がある箇所をエタノール・イソプロパノールといった消毒液で消毒します。またこの脱毛器の触らない部分も埃などの汚れがないように、常に全体を清潔な状態にしておくことが決められています。細かい部分まで解説すると、プローブホルダーの先端のチップは、脱毛施術が行われた後、お客様一人ひとりごとに必ず取り外し、水で施術した後に乾燥をさせてこれもエタノールやイソプロパノールに10分間以上浸し消毒を丁寧に行います。また消毒薬についても少なくとも1日に1回の頻度で取り替え、消毒薬を入れる蓋つき容器も適宜洗浄・乾燥をさせて新しい消毒薬を入れるところまで行う必要があります。電気脱毛器の特徴の一つに電極(握り導子・クリップ)・ローラーが搭載していることが挙げられますが、これらの箇所も脱毛施術前後に必ずエタノールやイソプロパノールで消毒し、これらをスポンジやコットンなどで被うような管理を行わなければなりません。プローブ・ツイーザー・トレイなどの扱いも重要です。まず基本的なこととして、プローブ・ツイーザーは滅菌済みのトレイに置いて管理することが挙げられます。そして当然プローブは脱毛施術の使用後、専用の容器に破棄されています。またこのような小さな脱毛備品は常に落とした時のことを想定し、予備の備品を用意する必要があります。つまりもし落とすようなことがあれば、備品は予備のものに切り替え、落としたものを再使用することは確実に禁じられています。

 

電気脱毛器の衛生管理はもっとも厳正に行われています

ニードル脱毛施術の備品には、プローブ・ツイーザー以外にもセッシ・セッシ立て・コットン入れ・グローブ・廃棄容器など、様々なものが存在します。セッシとはつまり消毒綿を容器から取り出すための備品ですが、このセッシは消毒薬を入れたセッシ立てといわれる備品に立てかけておきます。施術用ベッドやベッド備品は、お客様一人ひとりの脱毛施術が終わった後に清潔なシーツ・ピロケースに取り替えることが行われます。ライト・ワゴンなどについては脱毛士が施術中に手で触る可能性のある部分は、エタノール・イソプロパノールで消毒を行い、常に全体を清潔な状態に保っておきます。使い捨てグローブや使い捨てマスクもお客様の施術後に取り替えられることが常とされており、ルーペに関しては手で触る部分をアルコール系消毒薬で消毒されることが一般的です。

電気脱毛器はその脱毛手法上、もっとも衛生管理が重要となるため、実践する美容クリニックでは、こういったものの扱いに関する指導を、スタッフにはかなり厳正に行なっていると思われます。

 

今回のまとめ

脱毛であるところの安全とは、痛いか・痛くないに議論がどうも集中しがちですが、免疫力が落ちた肌に、いかに衛生管理が施せるか?という点がもっとも重要になっています。ですから、プロフェッショナルが管理していない場所で、また管理していない家庭用脱毛器を使うということは、効果云々という前に肌にトラブルを誘う可能性があるということを考えていただきたいです。「衛生管理をしなくてもまったくトラブルにならない」という意見もあるようですが、であれば脱毛器のエネルギー力がそもそも効果基準点に届いているのかどうかは疑問といえるでしょう。

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