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脱毛のスタートは光脱毛。硬毛化した体毛の対策には医療脱毛を
以前のコラムでは、医療レーザー脱毛を施術する際、気をつけないといけない点・その他光脱毛、ニードル脱毛のそれぞれの優位性や弱点についても解説をさせていただきました。さてその中でもっともポピュラー且つ実績があるのがなぜ医療レーザー脱毛器なのか?という点と、さらに医療レーザー脱毛を受ける際に心がけておくこと・気をつけるべきことを掘り下げていきたいと思います。
目次
はじめに
硬毛化毛の処理能力が強い、医療レーザー脱毛器とニードル脱毛器
これからの内容は、確かなマーケティングデータだけではなく私たちの仮説も混ざることになりますが、ご了承ください。まず医療レーザー脱毛・光脱毛・ニードル脱毛など、それぞれ優れた脱毛器が多々進出している中、やはり医療レーザー脱毛が頭一つ格上である認知が一般的だと思います。それは一体なぜでしょうか?それは医療レーザー脱毛が、医師もしくは医師監督のもとである看護士しか、脱毛施術を行うことができないという点によりこの認知が形成されているのだと思います。但しこういったブランディングではない部分でも脱毛器の性能として明確な違いが存在します。それは毛根部に働きかける光エネルギーの出力量の制限が特にないことと扱う波長域が大きいことから、深達性(いわゆる肌深部の毛根にエネルギーが届く力)が高いといわれ、その分真皮熱傷リスクはその分上昇するともいわれています。一方でエネルギー量は一部分に集約されますから施術の時間効率が少し悪くなるのも特徴の一つです。この特徴は以前のコラムでもお伝えしたように、強い痛みを与えやすい一方、特に濃いヒゲやVIOの一部分の特に頑固なメンズの体毛のアプローチ力はかなり強いともいえるのです。
脱毛の口コミ・評判の軸は体毛がいかに抜けた・減ったかという視点に基づきます。医療レーザー脱毛は、ニードル脱毛程の強い痛みはなく、しかし美容脱毛ではどうしよもなかった剛毛が綺麗に失くなったという意見がでやすいですから、効果的なビフォーアフター写真などのヴィジュアルコンテンツも相まって、確かな信頼が積み重なっているのではないでしょうか。
医療レーザー脱毛器とベッカー母斑について
しかしながら医療レーザー脱毛器は、施術を受ける際(強力なアプローチがゆえに)気をつけるべき点も多々あります。例えば小耳症を改善している方は、肌そのものの色調に問題はありませんが、脱毛効果そのものに問題が生じてしまうのです。小耳症の手術跡を脱毛箇所にすると、耳の形状が平坦ではないため医療レーザー器のエネルギー光が垂直に当たりにくく、脱毛効果が発揮されないという現象になります。また医療レーザー脱毛の脱毛箇所に、 茶色いあざとして出るベッカー母斑ができている場合、まず皮膚科にて肌の治療を優先的に行い、これが治った状態で脱毛治療を行わなければならないといわれています。仮にベッカー母斑を治療せず放置し、脱毛した時に過去いくつかの火傷となったことが発表されているのです。その他火傷などの副作用となるリスクを減らすためには、制限がないとはいえ医療レーザー脱毛器の出力を弱めること・前処理として肌表面への冷却作用を強めることなどの対策が必要だといわれています。当然この反作用として一発一発の効果性が落ちますから、脱毛の照射回数は増えることになるでしょう。
今回のまとめ
医療レーザー脱毛器と美容脱毛器は互いに優劣がつけづらく、それは一人ひとりの目的や体毛性質の差・それぞれの進捗により判断が変わるからということでした。私たちは美容脱毛の優れている点を最大限発揮できる施術方法でお客様の理想を叶えるためのご提案をさせていただきます。カウンセリングの中で医療脱毛と美容脱毛の違いについても知りたいというお声をいただきご説明させていただきますが、それぞれの強みと弱みをお話しした上でお客様ご自身にご判断いただいております。