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2024.04.27

Column

脱毛器が脱毛できるわけではなく、光エネルギーが脱毛を行なっている

産毛1本も再生を許さない脱毛は難しいにしても、私は自ら美容脱毛を行なってから数年髭剃りをしなくても鏡を映し肉眼で見当たるような体毛は1本も生えてきませんし、そう考えると美容脱毛・医療脱毛問わず近年の脱毛技術はかなりレベルが高いものだといえるでしょう。そもそも脱毛はなぜ抜けた体毛が再生して生えづらくなるかというと、成長期に毛根部に位置する毛乳頭(毛を産む基となる器官)や毛母細胞(毛の分裂組織器官)に熱を与え体毛が再生しにくい毛包の状態へと導くからです。また、毛包が熱されるとバルジ領域が機能することも妨げられます。バルジ領域とは別名毛包幹細胞といわれ、毛乳頭に発毛するように指令を出す器官ですから、この機能を妨げると理屈上は脱毛を半永久的達成することができるのです。それでは脱毛効果を発揮する「熱・光エネルギー」とは一体何なのか?ということを今回のコラムのテーマとして扱いたいと思います。

目次

はじめに

レーザー脱毛は光脱毛の1種。波長の違いで肌への深達度が異なる

レーザー脱毛は固定波長。フィットした体毛には安定の効果を発揮する

今回のまとめ

 

レーザー脱毛は光脱毛の1種。波長の違いで肌への深達度が異なる

そもそも医療クリニックや当店を含めてもっとも脱毛器種として多い機能は「光脱毛」であり、この光脱毛は医療規格ではレーザー脱毛器といいます。光とはそもそも電磁波の一種でありそれぞれの振動の仕方に属性があり、大きくは短波長・長波長とに分類されています。私たちの身近な短波長は紫外線でこれはその名の通り青い光で、深達度(光が届く深さ)は浅い光ということもできます。また長波長の一種は赤外線で、これもその名の通り赤い光で深達度は深い光だといえます。そして脱毛に使われる光は紫外線・赤外線の間にある「可視光」という光で単位としては380nmから770nmの範疇です。

脱毛施術に入る前に(あくまで簡易にですが)、私たちは必ずこの光属性についてお話をさせていただきます。波長でもっとも重要なことは深達度を決定するということなのですが、それと関連することで波長が短いとメラニンに反応しやすいという特徴があります。ですので白人の方が脱毛する場合は脱毛器で使う光は短い波長で、有色人種であれば長い波長を用いるという使い分けが存在するのです。

また、そもそも医療脱毛でキーワードとなる「レーザー」という種類の光は何なのか?という点についても触れていきたいと思います。通常光は波長や向き・またその角度などがバラバラなのですが、レーザーはこれを人工的に揃えている状態です。

 

レーザー脱毛は固定波長。フィットした体毛には安定の効果を発揮する

レーザーは、波長や向き・またその角度がバラバラな光の性質を統一した状態であり、一つの光に多種の波が含まれるフラッシュとは対極的なものだといえます。つまりレーザーとは固定の波長であり例えば775nmであれば775nmということです。しかし光脱毛(Seize

の脱毛もこの手法です)は違います。光脱毛は775nmのフィルターを用いる場合、775nm以下のフィルターをすべてカットしていることが特徴です。まとめると医療脱毛(レーザー)は固定波長・光脱毛はカットした波長以上の光が含まれているということになるのです。波長というものは紫外線の話と同様に、短い波長が一番パワーを持っているということになります。

ここまで読んでいただけるとわかると思うのですが、脱毛とは光の性質により、それぞれ体毛へのアプローチが著しく変わります。そのため脱毛士はただ脱毛器を操作できるだけではなく、こういったエネルギーの出力を細かくコントロールできる能力がないと、脱毛の効果は出ないどころか、安全面に対して保証することができないのです。

 

今回のまとめ

Seizeのスタッフ教育では、もちろん誠実な接客やコミュニケーション・わかりやすいカウンセリング技術を身につけることを重視しておりますが、もっとも時間を割いてトレーニングを行っているのは、脱毛器の出力操作および一人ひとりの毛質・肌質に合わせた脱毛計画の立案です。脱毛士の能力値の違いで、同じ脱毛器を用いても効果や安全面に大きな差異が生じることを皆様に知っていただければ幸いです。

 

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