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お知らせ・コラム
脱毛施術とは短距離ではなく、中長距離を走る施術である
Seizeでは初回のカウンセリング時に必ず一人ひとりに合わせた脱毛のプランをお客様と立て、それからサービスは開始していきます。以前のコラムでもお伝えしたように毛質や肌質がそれぞれ違う以上・そして産毛一本再生しない脱毛がない以上、お客様が脱毛をしたい目的や具体的な目標基準を明確にし、二人三脚で歩んでいく必要があるからです。例えば髭脱毛を受けたいと言うお客様であれば、「髭剃りが楽になる程度でいい」・「ツルツルに近い状態を目指したい」というニーズの程度が違うわけですから、私たちとしてもプランを立案する脱毛士として、目的や目標の情報はどうしても必要になっていくわけです。そしてプランが立つと、脱毛を行うについてもっとも気になる回数・期間の目処が提案できます。
そして回数・期間を解説するにあたり、「毛周期」の理解をお客様には促進しています。
目次
はじめに
脱毛する箇所すべてに、毛周期は存在します
とにかく脱毛は回数を当てると抜けやすくなる。エネルギーの強い脱毛器を使えば短い期間、少ない回数で体毛はなくなる。こういった考えでは脱毛のプランニングを決して正しく行うことはできません。当然ですが脱毛は体毛の性質に応じて脱毛器が放つ光・熱を使い分けてアプローチしていきます。そして体毛の性質ついて一番肝心な部分は毛周期なのです。毛周期は体毛の成長サイクルであり、成長サイクルがわかると脱毛に適した時期を把握することができます。何もわざわざ抜毛をしなくても、部屋やお風呂場・お手洗いなどに体毛は散乱しているわけですが、これは体毛が一定期間を経ることで自然に抜けていくという証拠です。ただし体毛は抜けても毛穴(毛包部)は存在するわけなので、この抜けた部分から体毛はまた生え、そして一定期間経つとまた抜け落ちます。この現象はサイクル期間に多少の違いはあれ、髭であろうとVIOであろうと脇であろうと腕・脚・うなじ・背中などどの脱毛部位でも同じことがいえるのです。
そして毛周期には3つの周期が存在します。休止期・成長期・退行期です。この３つの周期をしっかり理解することで、通い放題・永久脱毛などといった切れ味のいい広告コピーに惑わされることがなく、正しい脱毛サロン・脱毛士を選択でき、ひいては満足度の高い脱毛施術を受けることに繋がるのです。
毛周期を理解することは、脱毛の原理を理解する足掛かりとなる
毛周期とは体毛の性質でもっとも肝心なポイントであり、全身の毛穴に共通して起こる現象であり、内訳として３周期が存在するということでした。その周期は休止期・成長期・退行期と分かれるのですが、これらの期間を一つずつみていきたいと思います。
まず毛包から毛母細胞が分裂すると毛球ができ成長期を迎えます。毛球は毛乳頭と結びつくわけですが、成長期では毛母細胞が活発に毛を産んで上部に伸びるだけでなく、毛乳頭が皮下組織の深い部分にしっかりと根をはることで毛幹が太くなり体毛そのものや毛包がどんどんと成長していきます。
一定の成長期を終えた体毛は、退行期を迎えます。退行期に突入すると毛乳頭から送られていた血液の供給は止められて、毛母細胞は分裂が止まり毛球は角化し毛包が萎縮してしまします。退行期を終えると今度は休止期を迎えます。こうなると肌のターンオーバーの動きに合わせて皮膚の上部に毛包は押し上げられ、体毛は摩擦などの軽い刺激で簡単に抜け落ちてしまうのです。
今回のまとめ
毛周期を理解することがなぜ重要なのか？という点ですが、これには２つの理由があります。1つは体毛の成長期に限って脱毛器のアプローチが有効であるという点です。つまり３周期の内１つの周期にしか脱毛器は効果が与えることはできないということです。そして2つはこの毛周期が各毛穴に応じてバラバラだということです。
この2点でおわかりいただけるのは、ある程度密集した体毛は脱毛回数が多めに必要であること・そして脱毛施術とは一定のロングランで効果を目指していくということです。