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脱毛技術者は、身体の構造理解を促進することが重要
以前のコラムで特にメンズ脱毛VIOの施術では、男性の脱毛士の方が一般的には優位な効果を出すことが多いということをお伝えしました。それは何も抽象的・情緒的な要因ではなく「男性特有の身体構造をよく理解している」ことと、「施術のしやすさ」によるメリットが大きいと考えています。Seizeではいずれこの脱毛技術や事業を女性にもサービス展開していきたいという思いはありますが、そう考えればスタッフは女性が最適であると考えています。さてそれでは本日のコラムのテーマですが、VIO脱毛に関する「男性特有の身体構造をよく理解している」・「施術がしやすい」という具体的な事例や理由をお伝えしていきたいと思います。
目次
VIO脱毛トレンドは止まないが、多くの脱毛士が苦戦するその理由について
VIO脱毛トレンドは止まないが、多くの脱毛士が苦戦するその理由について
そもそもVIO脱毛はここ近年、日本人のライフスタイルや価値観の変化に伴い急速な勢いで広がり、尚この流れはしばらく収まりそうにありません。しかしながらこのVIO脱毛も、髭と双璧して脱毛効果が出すことが難しいとされている箇所であります。その理由は一体何なのか?という点ですが、シンプルにこれは毛質が原因といえるでしょう。VIOの体毛は一目瞭然太さがしっかりしており、特にVの部分においては体毛の密度が濃いため施術の難易度や必要回数は上がってきます。これまでの復習も兼ねますが、体毛は太いと毛幹だけではなく、毛根の部分が深く大きく根を張っているため大変大きなエネルギーを必要としますし、体毛の密度が濃いとそれだけ休止期の毛穴も多くあるわけですから、ある程度長期間を見据えた脱毛施術がこれも必要になっていくわけです。
そしてV部分でもっとも脱毛が難しいといわれている箇所は陰茎の根本にあたる体毛です。陰部の根本はデザイン上、どうしてもなくして欲しいというお客様の声は多いですから頭を悩ましているメンズ脱毛サロンは大変多いように思います。それではなぜ陰茎の根本にあたる体毛は脱毛することが困難なのか?これについて解説していきます。結論からいうと該当の体毛は毛根部から直角に生えている(つまり毛が立っている)からです。対極的な寝ている体毛は案外処理が簡単で、大手サロンなどのお試し脱毛でワキ脱毛を勧めている場合が多いこともこの皮毛角と呼ばれる毛の生えている角度が寝ているワキのような毛が脱毛効果を出しやすく効果を実感しやすいことに起因します。この差はやはり脱毛器が放つ光の投影角度に原因があるのです。専門的な言葉を使えば「垂直投影面積」というのですが、直角に生えている体毛は毛根部が根深くなるだけでなく、照射された光が毛根にあたる面積が小さくつまり「垂直投影面積が小さい」ということになるのです。
Iラインの脱毛は、体毛は太くなくても難しい。その理由について
またV部分の陰茎の根本にあたる体毛と匹敵するくらいに脱毛難易度が高いとされている箇所に、Iラインがよくいわれています。男性のIラインとは睾丸の部分ですが、これを読むと「睾丸部の体毛はそこまで太くなく密集度もそこまで高くないのでなぜ難易度が高いのか?」と疑問に思う方も多いのではないかと思います。これは男性ならよくわかると思いますが、睾丸は縮こまるという人体的な特徴があることが理由です。当然脱毛の施術は対象となる体毛の毛穴が隠れた状態ではハンドピースと呼ばれる脱毛器先端の照射部分をあててもしっかりとエネルギーが伝わらず、アプローチが未熟なままで終わってしまうという現象が起こるのです。また睾丸の肌は他の部分の肌と違い粘膜質が混ざっていますから、より繊細に脱毛器をコントロールして施術をしなければ、安全を期すことができないのです。
今回のまとめ
垂直投影面積が小さい(皮毛角が高いともいいます)脱毛箇所や、毛穴が隠れる脱毛箇所はその施術の難易度はもちろん上がりますし、一般的には満足度が大変低いといわれている脱毛箇所でもありますが、当店では自信を持ってお客様の満足度を向上させる自信があります。その理由はこういった特異な箇所においても、しっかりと対策となる脱毛技術をSeizedでは備えているからです。
これまでのコラムではかなり安全面に対して言及した内容ではありましたが、そもそもお客様は脱毛を目的にした来店なわけですから、この点についての追求を私たちは使命を持って取り組んでいるのです。