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2024.04.27

Column

脱毛サロンこそカウンセリングが大切だという理由について

脱毛士が正しく脱毛への知識を身につけないといけない理由は、特定の脱毛器を使いお客様のニーズを上回る効果を出すことはもちろん、脱毛施術が理由で起こる肌トラブルを回避することであると私たちは考えています。脱毛器の光エネルギーは肌内部に存在する毛根部にアプローチをし、メラニン色素に向かい熱変性を促すという観点から考えても、少なからず肌表面が火傷・腫れ・痒み・炎症などのリスクにさらされることには間違いがありません。私たちは当然医師ではありませんが、美容目的で脱毛を行われるお客様の肌を預かっているわけですから、脱毛に関わる肌への見識を高める必要があるのです。

目次

はじめに

肌の色に応じて、脱毛器のアプローチは細やかに異なります

脱毛の施術トラブルが起きやすいサロンは、日焼けへの認識が甘いサロン

まとめ

肌の色に応じて、脱毛器のアプローチは細やかに異なります

Seizeではお客様が施術に入る前に、必ず肌の色を細やかなレベルで確認させていただいています。その理由はいたって単純で、肌の色に応じて脱毛器の光が与える体毛や肌への影響が著しく異なるからです。例えば色白の方の場合、脱毛器の光が大変反応がしやすいということがいえます。色白ということは、肌の色が薄いということであり、肌の色が薄い場合には、脱毛器が照射した光が他の部分に逃げることがないため、体毛のメラニン色素に集中することができますから、脱毛器の光はピンポイントで反応がしやすいという原理です。一方で、色黒の肌は脱毛器の光が反応しにくいといわれています。色黒ということは肌の色が濃いということなので、この場合体毛のメラニン色素だけではなく皮膚のメラニン色素にも光が反応しやすくなってしまうのです。つまり色黒の場合は、毛根部のメラニン色素に反応するだけでなく、肌そのものにも反応をしてしまうことになるので、皮膚が熱くなり、火傷・腫れ・痒み・炎症などのトラブルを誘発するリスクが高くなるわけです。

Seizeのスタッフは、「脱毛前、脱毛後の生活に関するアドバイス」を細やかに行う指導をしておりますが、特に日焼けについて気をつけていただくことをお勧めしています。当店ではそのようなことはありませんが、日焼けをした黒い肌に特に鎮静もせず脱毛器の低い波長を使った脱毛施術を行ったりすると、火傷をする可能性が大変高くなり危険な施術といえるでしょう。一概にはいえませんが、特にメンズ脱毛店舗は美容産業へ新しく参入する事業者が出店することもかなり多いです。つまりもともとが美容に精通しているわけではありませんから、美容脱毛サロンの施術トラブルが報道されるような事態が全国各所で起こることも頷けます。

 

脱毛の施術トラブルが起きやすいサロンは、日焼けへの認識が甘いサロン

Seizeでは、肌の色を正確に見分けられるツールも店舗にしっかりと備えています。繰り返しますが、それは施術の安全性を最大限確保できるように行っているのです。先程の話の通り、肌が少し黒い状態くらいであればある程度の波長で肌表面が火傷をする可能性はほとんどありませんが、しっかりと日焼けをしているような肌の色で低い波長の光エネルギーに脱毛器をセットすると、いとも簡単に肌が火傷を負うことになるのです。日焼け対策については、お客様一人ひとりにしっかりと重要性を理解いただくことが大切です。つまり「日焼けはなるべくしない方がいいらしい」程度の認識しかお伝えできないような脱毛サロンでは、施術トラブルが多発するであろう現場ともいえるのです。当店では肌の温度を検温することも多々ありますが、日焼けの程度は見た目の色だけではなく、肌表面が帯びている温度でも見極めることが可能だからです。

 

今回のまとめ

施術回転率至上主義の脱毛サロンは、私たちはあまり共感をできないどころか、消費者を傷つける可能性が高いのでなるべく選定しないようにとはアドバイスをしております。人間の肌の色は白色・黒色・黄色だけで選別することは難しく、ましてや季節や生活リズムで著しく個人レベルでも変化するものです。フェイシャルサロンや痩身サロンが一人ひとりの肌や体質をカウンセリングでしっかりと診たり触ったり聞いたりするように、脱毛メニューもまた、そうでないといけないのです。

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