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お知らせ・コラム
脱毛士は脱毛器・体毛知識に合わせて肌知識の習得が必須
脱毛施術には痛みだけではなく、火傷・肌荒れ・腫れ・炎症・痒みなど、主に肌の副反応に関するリスクを伴います。当店も含めてすべての脱毛サロンやクリニックは、このリスクを完全に0とすることはできませんが、限りなく0に近づけるために努力をすることが大切です。脱毛器のパワーレベルの調整・鎮静・アフターケアなど、これには様々な手法を駆使しなければなりませんから、脱毛士は脱毛器や体毛知識の他にも肌知識を豊富に貯めておく必要があります。
目次
はじめに
脱毛と皮膚疾患。Seizeがスキンケアを得意とするバリュー
肌知識とは例えばどの化粧水を使えば髭脱毛後の顎が美しく見えるか?などポジティブな改善知識も該当しますが、皮膚疾患と脱毛についての関係性も把握しておかなければなりません。糖尿病・心臓病・てんかん・その他内科疾患がある場合、脱毛施術を行えるかどうかをかかりつけのドクターに相談しないといけないように、皮膚疾患も同様のことがいえるのです。ウイルス感染により皮膚に小さな水ぶくれの集まりができるヘルペス。皮膚がんやメラノーマ。タムシや脚に白癬菌が寄生する水虫などは、その症状を悪化させる可能性があるため、ドクターの指示に従わないといけませんし、イボがある状態の皮膚を光脱毛してしまうとイボが増殖する可能性がありますから、これも詳細をドクターに診断してもらわなければなりません。また、アトピー性皮膚炎にも気をつけないといけません。アトピー性皮膚炎は脱毛器の光照射により、肌の炎症状態を深刻化させてしまう可能性があるといわれていますし、出血・色素沈着が脱毛器の光に反応してしまうと良くない結果に繋がることもあります。そしてアトピー性皮膚炎の方が使うステロイド剤には脱毛器の光を吸収する特徴があるため、基本的には光脱毛の施術は禁止されています。
そもそもSeizeはフェイシャルの単独メニューから事業を起こしましたから、当店は肌に関してもプロフェッショナルであり、これは脱毛サロンであるからこその大きなバリューだと思っています。もちろん脱毛をした後に綺麗な肌にしたいというニーズに応えられる。という利点もありますが、それよりは肌の見識が深いので、より安全な脱毛を行えるということが本質的なバリューだといえるのです。
介護脱毛は、被介護者の業務軽減だけでなく、介護者にもメリットがある
皮膚の疾患の観点から注目されたのは「介護脱毛」ですが、介護脱毛とは介護者の負担を減らすべく、被介護者の方々が脱毛をする流れでキーワードが広がりました。しかし介護脱毛の実質的メリットは、介護者の業務負担軽減だけではなく、被介護者自身の皮膚疾患予防に繋がることも加えられます。介護脱毛の箇所はVIOの部位になりますが、VIOの体毛は成長期が長く、毛質も太く丈夫であるため排出した便が絡まりそれが肌に長期間触れることで肌荒れを起こし、いずれは皮膚疾患に繋がることもあるのです。皮膚疾患になると、この進行を止めるために脱毛を行おうと思っても、前述の通り脱毛が自由に行いにくい状態になりますから、こと介護脱毛はなるべく症状が軽いうち・もしくは症状が出ていないうちに行うことが重要です。炎症・腫れ・痒みなどが一時的にひいたとしても、免疫力の落ちた肌は乾燥がなかなか改善しませんので、脱毛を受けられるとしても通常よりかなり施術に痛みを伴ったり、そもそも効果がなかなか出なかったりと、いいことは一つもないのです。
今回のまとめ
「介護脱毛」とはミドル・シニア世代が気になるキーワードと思われがちなのですが、案外そういうことでもなさそうです。立命館大学・龍谷大学・滋賀医科大学・滋賀大学など、Seizeの脱毛に通う学生の方々とも、この話題で盛り上がることもあります。例えばそれは、福祉の道を志すお客様もそうですし、現段階でVIO部位の肌が荒れている方は、脱毛を決心する引き金にもなったりするのです。