News
お知らせ・コラム
脱毛器は、それぞれのお客様(部位)の毛質に応じて方式を変えるべき
以前でのコラムでは若いうちに脱毛をした方がいい明確な2つの理由をお伝えし、その1つは肌質の変化により効果的な脱毛が行いにくくなることを挙げ、2つ目は白髪の増加が脱毛の効果を阻むという点を共有しました。脱毛手法としてはもっとも主流である光脱毛やレーザー脱毛のメカニズムとは、そもそも毛根部に存在するメラニン色素に脱毛器の光をアプローチすることで毛包及び毛乳頭が熱変性を起こし体毛が弱体するというロジックですが、白髪であるとメラニン色素がそもそも存在しませんから、休止期の毛穴と同様、打っても打っても毛は減らず、効果はまったく上がりません。但し例外はあります。それはニードル脱毛器を使った場合です。
目次
はじめに
白髪の脱毛は、レーザーでも光でもなくニードル脱毛が効果を発揮
白髪の脱毛は、レーザーでも光でもなくニードル脱毛が効果を発揮
当店では光脱毛を採用しているわけなので、白髪には決して効かない脱毛手法になります。ですから脇・腕・脚・VIO・首など、ターゲットの部位で白髪が目立つお客様は、黒色の毛をしっかりと脱毛できた後、残りの白髪が気になった場合は「ニードル脱毛で抜くのがいいと思います」と、他店を紹介することがあります。
それではそもそもニードル脱毛とは一体どのような脱毛手法でしょうか。ニードル脱毛は、毛乳頭を含む毛球部の破壊を目的としており、手法としては毛穴に針を刺して電流を流すため、医療機関でしか取り扱うことができません。施術のやり方としては電流を流した後、ピンセットで毛を引っ張ったりするためレーザー脱毛や光脱毛に比べて痛みが大きいという方がかなり多く、そのため麻酔を使用したりもします。ニードル脱毛は発毛組織に直接アプローチをし、破壊をすすめますから、レーザー脱毛や光脱毛に比べて脱毛効果の確実性がもっとも高いといわれており、これは当店の考えも同じくです。またレーザー脱毛や光脱毛は効果実感を得るまで施術後1〜2週間はかかるといわれていますが、ニードル脱毛を行うと、施術直後に毛はない状態になることが特徴的です。
白髪にはニードル・硬毛化した毛にはレーザー・万能な光脱毛と分類
ニードル脱毛のメリットとして白髪の対策に向いていることからもわかるように、脱毛はそれぞれの手法でメリット・デメリットが存在しますから、レーザー脱毛・光脱毛・ニードル脱毛の主流3手法に関してはすべてが共存していくべきなのです。例えば白髪ですが、若い時代に脱毛に行く機会がなく、ミドル・シニアという世代で脱毛に興味が出たときに、「白髪には脱毛は効きません」といわれると、これでは皆様の中でも困る方がいるでしょう。白髪が一撃で抜ける。という明確なバリューがニードル脱毛にはありますから、白髪を抜きたいユーザーにとっては、ニードル脱毛は渡りに船な手法だといえるのです。しかしそういった際立ちは、ニードル脱毛だけにいえることではありません。アレキサンドライト・ダイオード・ヤグレーザーなどに代表される医療レーザー脱毛は、ニードル脱毛よりはやや痛みが弱くまた、硬毛化した体毛にも効果を上げることができるのが特徴です。またニードル脱毛と同様医療レーザー脱毛は、医師・あるいは医師監督のもと看護師が施術することが条件ですから、私たち美容としての光脱毛器が限界だとわかれば、しっかりと他のクリニックを脱毛士はご案内するべきだともいえるのです。フルエンスが定められた光脱毛器は「あまり効果が出ないのでは?」と、勘違いされている方もおられますがそんなことはありません。むしろ変動波長であること・時間効率がいいこともあり、もっとも大部分の体毛処理に関しては痛みも少なく効果的に行えるため、バランスに優れたオールラウンダータイプの脱毛器であるといわれているのです。
今回のまとめ
ここまでの話を要約すると、ニードル脱毛は他のどの脱毛手法でも抜けない白髪を減らすことができますし、レーザー脱毛は硬毛化した毛に最善な脱毛手段ともいわれています。そして光脱毛は波長・フルエンスなどの設定をノウハウに基づいて都度行えば、時間効率良く痛みが少なく大部分の体毛が抜くことができるのです。