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2024.04.27

Column

脱毛前に不向きなシェービング手法と、その理由について

以前のコラムでは、脱毛を行う事前処理シェービングについてお伝えをしました。シェービングを行い肌表面の毛幹をなくさなければ、脱毛器の光の照射が毛根部のメラニン色素まで届きにくくなることから、脱毛効果が下がることはもちろん、肌表面に火傷を負うリスクまで発生させることになるのです。そしてシェービングは理容師しか他者を行えないことから、理容室に行く・もしくはセルフケアをすることが選択肢になりますが、セルフケアではカミソリや電気シェーバーといったお手軽な日用品が活躍します。しかしカミソリは肌にかかる負担を軽減するように工夫しないといけませんし、電気シェーバーは剃り残しに気をつけないといけないなど、留意点を知っておく必要があるのです。

目次

はじめに

毛抜き・除毛クリーム・トリマーは、シェービングには不向きです

いい加減なシェービングに脱毛士は気づかなければなりません

まとめ

毛抜き・除毛クリーム・トリマーは、シェービングには不向きです

シェービングはカミソリや電気シェーバー以外にも色々と方法はありますが、今回のコラムでは、避けた方がいいシェービング方法とその理由についてお伝えしたいと思います。まずもっとも避けた方がいいシェービング方法は毛抜きです。毛抜きは毛幹だけでなく、毛根から体毛を引き抜く行為ですから、脱毛器の光が毛根に反応しなくなるのです。ニードル脱毛であればまた話は別ですが、世の中の脱毛の主流は、レーザー脱毛か光脱毛になるので、毛抜きは脱毛の前のシェービングでやってはいけないと覚えておくと良いでしょう。また除毛クリームも、あまりお勧めはできません。除毛クリームは毛幹部のタンパク質を傷つける作用で毛を取り除くことが特徴ですが、肌細胞の多くはタンパク質で形成されているため、肌表面を傷つけるリスクがあるのです。肌表面が痛んでしまっては、脱毛時に痛みを伴ったり、本来必要とする波長やフルエンスを使えなかったりするわけなので、なるべく使わないことがいいのではと、私たちは考えています。またトリマーを使う方も多いですが、これも当店ではシェービングに不向きであると考えます。トリマーの役割はあくまで「毛を一定の短い長さに整える」ことです。つまり電気シェーバーよりも多くの毛幹を肌表面に残すことになりますから、それではレーザー脱毛や光脱毛の効果は低下しますし、場合によっては火傷をするリスクだってあるのです。

これまでの総括にもなりますが、シェービングのポイントは肌を傷つけないこと・毛幹を肌表面に残さないことがポイントになると考え、その手法を決定する必要があるのです。

 

いい加減なシェービングに脱毛士は気づかなければなりません

インターネットサイトでは脱毛サロンに関する多くの口コミが掲示されており、ネガティブな意見も大変多いのが現状です。その中には「何回脱毛サロンに行っても効果が出ない」という内容がよく目につきます。その理由にはもちろん回数がそもそも少ない・脱毛器の波長設定に誤りがある・フルエンスが足りない・そもそも白髪であるなど、あらゆる要因がありますから、一概に原因を特定することはできません。しかしその意見の中の課題として必ずいくつかは「いい加減なシェービング」で脱毛効果がなかなか出ないという方がいることも事実です。そうすると、気づくことができないお客様に原因があるか?という話になりがちですが、これは担当する脱毛士の責任といえるでしょう。Seizeでは脱毛施術を行う前にカウンセリングの中で箇所それぞれのチェックを行いますが、その過程で「いい加減なシェービング」に必ず気づけるオペレーションシステムを整備しています。裏を返すと、それができない脱毛サロンであれば、いくら有名であっても優良な店舗ということは難しいように思います。

 

今回のまとめ

当店へ新規で来るお客様は髭脱毛のご要望が多いですが、髭は濃いと朝剃っても夕方や夜には肌表面に青く浮き出てしまします。つまりシェービングは毛が濃い方・濃い部分であればあるほど直前に行うことが理想的だとされています。

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