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脱毛箇所の中で、アスリートに人気がある「腕」について
当店は野外で部活動を行う学生のお客様が多いことから、髭脱毛に加えて腕(特に肘下)の箇所の脱毛オーダーをよく受けます。サッカー・バスケット・野球・バレーボール・ハンドボールなど、様々なジャンルのアスリートが脱毛ユーザーになっていただいています。また彼らはチームメイトと同じ目標を持つため結束が強く、その分口コミ効果もあり当店が盛り上がる要因にもなっています。但しアスリートにつきものなのが運動や日焼けになりますから、この点に関しての留意事項はしっかりと当店の脱毛士からお伝えをさせていただいています。
目次
はじめに
日焼けと脱毛の関係性について。メラニン色素の表と奥
春が到来すると特に当店には予約が殺到するのですが、この一因にアスリートの予約があり、腕脱毛は多くの方の人気メニューになっています。半袖になると肘下の腕が露出することが多くなるのがその原因なのですが、この部位に関しては、これまでに特集をした髭やVIOと異なりそこまで脱毛の難易度は高くありません。もちろん個人差があることはベースですが、肘下の毛は太さが中くらいで皮毛角は小さめ。つまり脱毛器の光エネルギーは届きやすいことがわかります。但し肘下の部位に関しては日焼けが多いことが特徴であり、これはアスリートにとって特に該当することではないのでしょうか。改めてここで日焼けと脱毛の関係性を復習したいと思います。そもそも脱毛の基本的なメカニズムとして「メラニン色素への反応」が存在します。脱毛器が放つ光はそれぞれの波長・フルエンス・パルス幅という性質を持って、そのゴールは毛乳頭の熱変性・毛包への熱アプローチに標準が定められています。そのため肌表面が日焼けをしている場合、毛根部のメラニン色素だけでなく皮膚のメラニン色素にも光エネルギーの熱量が注がれて、そうすると脱毛効果が減少するだけでなく、表皮熱傷をすることもあり脱毛をするためには極めて向かない環境下であるといえるのです。また、常に日焼けをする箇所ということは、肌は乾燥している場合が多いともいえるのです。乾燥している状態の肌もまた、そのままの状態であれば脱毛には向いていません。水分量を十分に含んでいない肌内部は熱への免疫耐性が整っていない状態といえます。脱毛器の光は当然熱を発します。つまり必要な箇所へ必要な光の性質を届けるときにあらゆる制限がつきまとい、効果は半減するといえるのです。
腕脱毛の留意点。施術前後とセルフケアについて
難易度はそこまで高くないといえ、髭・VIOと同じように脱毛施術時のケア・ホームセルフケアに腕脱毛も気を遣うべきなのです。当店独自の方法は、カウンセリング時にお客様に直接お伝えをしておりますが、一般的な方法だけでも3つ程度が挙げられます。例えば肘下は個人によって毛の密度が大変高いケースがあり、その場合波長の低い設定で脱毛を行うとバチバチとした痛みを伴うため、箇所によって出力のコントロールや鎮静の仕方を気にします。また乾燥をしている場合、脱毛器を照射した後赤みや痒みを伴うことが多いので、ボディローションなどを使用することが多いです。また腕の部分は見落としがちになってしまいますが、照射してはいけない部分を保護しないといけません。具体的には黒子・傷・色素沈着などがある場合です。この場合は保護シールなどを使いしっかりとカバーする必要があるでしょう。
またセルフケアでは角質除去を目的としたボディスクラブの使用は赤みや痒みの原因になりますので使用を避けてください。そして施術前後と同様、お家での保湿ケアもいつも以上にしっかりと行なってください。
今回のまとめ
腕脱毛はいわゆる「剃り残し」ができやすい箇所であり、これによりお客様の施術満足度が一気に下がってしまうことがあります。原因は肘のあたりなどオウトツのある箇所でアタッチメントの接地がうまくいかないことです。そしてこれが起こる脱毛サロンは、脱毛士への技術指導が不足しているサロンといえます。お客様満足度を最大化する。というお店の理念を掲げることも重要なのですが、そのためにこういったケアレスミスが発生しないサロン内環境整備を推し進めることこそが何より大切なことであると私たちはそう思います。