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お知らせ・コラム
学生時に脱毛を行うことの、効果に関する優位性について
髭剃りで肌荒れがするので、髭脱毛がしたい。海水浴ではギャランドゥが気になるからVラインの脱毛がしたい。サッカー部員の仲間たちが脚脱毛をして、それから膝下の毛がすごく気になっている。など、お客様には色々な動機があり当店を訪ねカウンセリングを経て施術を受けてしっかりと満足のいく効果を出し「脱毛をして良かった」と口コミをいただくと、この仕事をしていて本当に良かったと思います。
その反面、新規のお客様からは耳が痛くなるような他店の話を聞くこともあります。無料体験の広告を見て訪れた脱毛サロンで、一方的な提案を受けて全身コースをまとめ買いしたものの、予約が取れない・あるいは通えているけど効果が出ないなど、まだまだ脱毛業界全体として変わらなければいけないところはあるようです。
目次
はじめに
脱毛を行う毛にはユウメラニン・フェオメラニンが含まれています
コラムの読者の方である場合は、もちろん立地上当店に通うことができない場合もあると思いますので、良いサロンの見極め方についていくつか以前のコラムでお伝えをしていました。その中の一つとして、脱毛士が(光脱毛の場合ですが)「白髪は抜けます」と断言するケースは、あまり信用しない方がいいということがありました。白髪は脱毛器の照射光が反応する黒いメラニン色素が毛根部に存在しないため、光脱毛では効果が現れないということがプロとしての知識です。介護脱毛の場合、早い方がいいですよ。という触れ込みも、高齢になると白髪が増え、毛が抜けなくなるからというロジックです。それでは度々出てくるこの「色素」・そして「白髪」について今回のコラムでは解説をしたいと思います。
まず色素とは何なのでしょうか?皮膚の色にはメラニン色素のほか血液中のヘモグロビン・βカロテン・コラーゲンなど大変多くの物質が関わっています。そして皮膚には皮膚の色・毛の色を決定している2種類の色素があります。それはユウメラニン(黒色メラニン)と、フェオメラニン(黄色メラニン)です。例えば体毛でも黒色・赤色・金色である場合でユウメラニン・フェオメラニンの含有割合が異なります。日本人は毛が真っ黒である場合が多いですが、これはユウメラニンが優勢で、欧米人のような金髪はフェオメラニンが優勢だということです。また、人種別だけではなく身体の部位によってもメラニン色素の量は変動するのです。
白髪の誕生とメラニン色素の関係について
髭・Vラインの毛・すね毛・脇毛など、その部位によって同じ個人でも割合が異なったり、あるいはまったくないという場合もあります。それでは一体どのように白髪はできるのでしょうか?白髪の形成工程の前にまず、メラニン色素の形成について解説しましょう。メラニン色素は、メラノサイトといういわゆるメラニン色素の工場となる器官でつくられるのですが、このメラノサイトは毛母細胞と隣り合わせの位置関係にあり、毛母細胞がつくられると隣接したメラノサイトからメラニンを受け取り毛は黒くなるという原理です。しかしメラノサイトからつくられるメラニン色素は、加齢や遺伝・ストレスなどの原因でつくられなくなると、当然毛は色を失い光に反射すると白く見えるようになります。つまり白髪はメラニンの欠失型によって生まれるのです。
白髪の多くは自然な老化現象から生まれることがほとんどで、このペースも個人・個人によって異なります。また遺伝的要因があったりストレス・栄養失調・薬の副作用ということでも生まれますから、白髪の位置関係や増殖時期などはまだわかっていないことばかりなのです。
今回のまとめ
前述の通り、白髪の大半は加齢により増えることは確実です。そしていつどこから白髪が増えるかもわかりません。それが髭かもしれませんし、腕かもしれませんし、VIOかもしれないのです。Seizeのお客様の多くは大学生ですから「あの時脱毛を早くしておいて良かったな」と思っていただくことを想像して日々私たちは施術に励んでいます。