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お知らせ・コラム
ホルモンで左右される、肌や毛。そして脱毛について
Seizeでは滋賀県外の脱毛サロン様に、脱毛の技術講習を行うことがあります。せっかく長期間通ったのに毛が残る・減らない・硬毛化になるというお悩みは、当然通うお客様にも不満や不安がつきまとうのですが、これは脱毛を行う施術士も同じことです。
脱毛は、火傷・肌荒れ・腫れ・炎症などを起こすことなく髭・脚・腕・VIOなどの毛に効果を出すことは決してどこの脱毛サロンでもできることではありません。それぞれの毛質・毛周期に合わせて脱毛器を設定しアプローチする必要がありますし、それらを見極めるスタッフの経験やスキルも必要になるのです。
また、私たちはメンズ脱毛だけではなく女性が通う脱毛店をサポートもしています。
今回のコラムでは、メンズと女性の脱毛効果を隔てる「ホルモン」についてお伝えしたいと思います。
目次
はじめに
メンズの体毛が濃い原因は、身体をコントロールするホルモンにある
例えばメンズ脱毛店でのお悩みは、顎・頬・鼻下に生える髭が抜けない。というものですが、女性脱毛店では産毛が抜けない。というものです。それは当然両者の毛質が異なるからということになりますが、毛質が異なるのはなぜか?それはホルモンが異なるからなのです。男性は主にテストステロンというエネルギッシュで攻撃的なホルモンが多く、女性はエストロゲンという身体を守る役割に長けたホルモンが多く、これが両者の毛だけではなく肌や体質・精神にまで影響を及ぼしています。
このようにホルモンの分泌をコントロールしているのは、脳の視床下部であり、この視床下部では体内で必要なホルモンの種類と量を判断することで、全身の内分泌腺に向けて指令を出していきますから、全身の肌・つまり顔・Vライン・背中・すね・指などのあらゆる毛にも影響するのはこのことからです。視床下部での指令は脳の下垂体という場所に送られてここでホルモンを分泌し、副腎や甲状腺などの内分泌系を刺激し、性腺刺激ホルモンを分泌させホルモンをつくるのです。メンズの場合は、下垂体から分泌される黄体形成ホルモンによって精巣からテストステロンを分泌させます。女性の場合は下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンによって卵巣内での卵胞や黄体が発育されエストロゲンとプロゲステロンが分泌されます。
女性脱毛サロンに、未成年のお客様が増加している理由について
特に女性の皮膚や毛はホルモンの影響により大きく変化するのですが、これをコントロールしているのは卵巣の働きによるものです。それでは女性のライフステージを3種類に分けることで、皮膚や毛の状態の変化をおっていきたいと思います。
まず思春期ですが、思春期は卵巣の働きは活発で、肌は2つのパターンに分かれます。1つは女性ホルモンの影響を強く受けるとキメの細かい肌がつくられます。そして男性ホルモンの影響を受けると皮膚分泌が増加し、角質層も厚くなるのでニキビができ肌荒れがしやすくなります。体毛は男性ホルモンの分泌が多くなり、それにより陰毛や脇毛の成長が促進されて、加えて顔・身体全身の軟毛の成長も速くなるのです。この軟毛は産毛と解釈していただいて結構です。
当店では保護者の方同席にもと同意書の手続きなどを行なっていただければ、未成年の方の施術も行いますがやはりメンズ限定であるとそこまでの人数ではありません。しかし女性サロンはというと、成人に満たないお客様はかなり増えているということを聞きますが、これには大きくホルモンが関わっているのです。
今回のまとめ
ホルモンというものは、全身の体毛だけではなく肌・体調・考え方など身体にとって大変大きな部分に作用することが近年での研究ではわかっています。つまり身体の変化や個性というものは、決して自分の意思だけでコントロールはできませんから、脱毛一つとってもそのときの状態をしっかりとカウンセリングで判断し、施術にあたることを当店では心がけております。