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お知らせ・コラム
脱毛スタッフが大切にするべき、お客様とのコミュニケーションについて
以前のコラムでは日焼けがもたらす脱毛への不都合について扱いましたが、主にそれは火傷や赤み・炎症についてのリスクをお伝えしました。しかし日焼けはそれだけでなく肌表面の乾燥を助長することにもなり、脱毛にはこれも不都合な肌状態といえます。前提として脱毛は、決して肌への負荷が0というわけではありません。紫外線ではなく可視光ですが、肌内部のメラニン色素へアプローチをして毛をどんどんと毛穴から落とし減らしていくわけなので、どちらかといえば肌への活性アプローチといえるでしょう。肌が日焼けをしている・乾燥している状態とは、つまり健康状態で例えるのであれば風邪を引いている状態です。運動は身体に対する活性行為で適度に行う分、健康にはもちろんいいとされていますが、風邪を引いている状態で行えば、より重度な病に繋がるのと同じなのです。
目次
はじめに
脱毛のメカニズムについて、概要を振り返りましょう
これまでは私たちがお伝えする脱毛のカウンセリング要素の一つとして「脱毛のメカニズム」について読者の方には共有してきました。簡単に振り返れば、脱毛器の照射光は毛根部にあるメラニン色素にアプローチを行い、毛乳頭からじわじわと毛全体に熱伝導を起こしやがて毛根全体を包む毛包自体を熱し毛を根本から体外に出すように促進します。またこの脱毛効果とは施術後の即時的効果ではなく施術後大体10日から2週間という期間で変化を起こすという特徴があります。このことからわかりますように、脱毛とはあくまで毛根部に対する熱アプローチにより生じる結果であり、これが正しく行われていれば髭の太い毛であろうが、上腕部の産毛であろうが脱毛サロンに通えば通うほど毛は減り脱毛効果は満足のいくものになるということです。また同時に毛根部へのアプローチを邪魔しない・肌表面の火傷を抑止する意味合いでもシェービングは施術前にしっかりと行わなければなりません。
こういったお話をカウンセリングで行うと、「それではなぜ毛が綺麗になくなるまである程度の期間や回数が必要なのですか?」という新たな質問をいただきます。この質問にお答えする準備として、私たちは毛周期についての知識をお客様には共有するようにしております。
毛周期について。成長期・退行期・休止期とその特徴について
毛穴にあるそれぞれの毛には(顎髭・頭髪・うなじ・指・VIO・脇など)、どれも共通して毛周期という身体的な生存サイクルを基に変化しています。当たり前ですが私たちの毛は常に生え変わっており、それはお風呂場・洗面所・フローリングに抜け毛がたくさん落ちていることが正常なように誰にでもこのサイクルは当てはまります。それでは毛周期の具体的な期間やその時期の状態について解説したいと思います。まず空っぽの毛穴に赤ちゃんのような毛種ができます。これを成長前期といい、さらにここから毛が育ち、毛包部分がもっとも膨れ肌深部にまで毛根が達している状態を成長期といいます。そして数年経つとその成長が衰える時期になり、毛全体・毛包のサイズが衰退する時期を退行期といい、やがて毛が抜けなくなった状態を休止期といいます。
私たちはカウンセリングの中で、成長期(成長前期も含めて)・退行期・休止期の中で一体どの時期が脱毛を行うことに向いていますか?というクイズをお客様にお出しします。
今回のまとめ
私たちSeizeのスタッフは、お客様との対話を大変重要なものと意識しています。その理由は「お客様の目標を達成できる脱毛サロンにしたい」という私たちの切なる思いが関係しています。朝に髭を剃ることが面倒なので楽になりたい・飲食店で働いていて、指の毛に視線を感じる・部活動のユニフォームを着ているときの腕や脚の毛が気になる。など、お客様の解決したい課題は実に様々です。「脱毛効果を出したい」という一様なニーズを個人個人にどれだけ定性・定量化できるか、また掲げた目標をいかに達成できるかという点が私たちの最大のミッションでもあるのです。