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お知らせ・コラム
産毛もツルツルになるまで、セルフケアを行いましょう
これは脱毛サロン全般にいえることですが、口酸っぱく日常の生活習慣を指導するスタッフは割と優秀な方が多いです。脱毛は熱エネルギーを用いた施術ですから、一定の状態を保てていない肌に対して強行をすることができません。日焼けにより肌が黒くなったり高温の熱を発している・施術の前後に過度な飲酒やサウナを利用する・傷がある・極度の乾燥状態である。このような状態であれば通常の施術を行うことが難しくなりますので、その結果決まった期間でしっかりと毛が抜けない・減らないといったことが起こります。
髭・腕・脚・うなじ・背中・首・VIOと、これはどの部位にも同じことがいえますから「お客様のために」脱毛士は少なくとも脱毛期間中、生活習慣に関するアドバイスを行うことが重要なのです。
目次
はじめに
脱毛のセルフケアには、電気シェーバーを使いましょう
以前のコラムでは、安全な脱毛を行えていないサロンの特徴を数点お伝えしましたが、読者の皆さまにはこの精度をさらに上げていただこうと思います。キャンペーン・割引・通い放題・コスパが良い。など、世の中にはメリットを謳ったたくさんの広告で溢れており、同時に競争店に関する抽象的な誹謗中傷もあることから、消費者の自立的な情報収集が今後大切になるでしょう。
施術ルームが暗い・日焼けしている肌のチェック不足など、前回は代表的な手落ちポイントをお伝えさせていただきました。その他にもシェービングの指導やチェックが行き届かないスタッフはあまり優秀ではありません。シェービングは脱毛施術において基本的な事前セルフケアですが、なぜ行うのか？という点から考えましょう。それはこれまでに共有してきた脱毛のメカニズムから考えると答えは簡単です。脱毛器は毛根部にあるメラニン色素に光を反応させることが目的ですから、毛幹が肌表面に存在していると、そもそも光エネルギーが肌深部にある毛根部にまで届きませんので、効果を出すことが難しいといえます。また、毛幹そのものがメラニン色素で構成されているため、毛根部に本来効果を出すはずであった脱毛器のエネルギーは、肌表面に反応することで火傷をもたらしてしまう可能性もあるのです。火傷とまではいかずとも、肌荒れ・炎症・痒み・赤みなどはかなり高確率で発生してしまいます。
シェービングは正しいやり方で、正しい程度行うことが大切である
つまり脱毛を行うスタッフたちは、シェービングをした・しない・またその程度をお客様の自己責任に押し付けることをしてはいけません。少なからず脱毛する部分の剃り残しには気をつけるべきなのです。特にパッとみただけではわかりにくい部分の脇・VIOなどは要注意ですし、背中にあるような産毛などの細い毛に関しては眼を凝らさないといけないのです。また脱毛の事前セルフケアには必ず電気シェーバーを使ってください。毛抜きやワックス・除毛クリームはなぜ良くないのか？結論からいうとこれらの用法は毛を毛根部から抜いてしまうものだからです。毛を毛包からすべて抜いてしまうということは、そもそも退行期や休止期の毛を脱毛していることと同じであり効果がありません。脱毛はあくまで毛幹部以下の毛包部にメラニン色素が存在してはじめて効果を出す施術なのです。
また剃刀でセルフケアを行うことも推奨できません。剃刀は肌表面を傷つけることがありますので、これにより炎症が酷くなると翌日の施術を受けることが危ぶまれます。
脱毛士は、お客様の事前セルフケアの有無だけではなく正しいやり方についても指導をしなければならないのです。
今回のまとめ
以前のコラムでは、施術ルームは明るくないといけない。と、お伝えをしました。それは今回お伝えしたシェービングのチェックにも関連づきます。特に産毛程度の細い毛は暗い施術ルームであるとその有無に気づかないことがあります。
適切な脱毛環境はディテールに宿ります。新しい脱毛方式・最新の脱毛器など、目新しい情報だけではなく、スタッフの案内や業務上の機微に注目することも大切なのです。