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2024.04.27

Column

医療脱毛・美容脱毛の違いを正確に把握することが重要です

よく美容脱毛サロンは施術事故のリスクはなく絶対安全だ。というような宣伝広告を見ますが、これは事実ではありません。記憶で新しいことでいうと美容脱毛サロンで背中に火傷をしたという施術事故は近年起こっています。この原因は現場検証の末明らかになりました。脱毛器にフィルターが入っておらず、結果として脱毛器からは過剰なフルエンス値の光が照射されており、これにより施術を受けたお客様は肌に傷を負ったのです。この事件は医師法違反としてサロン経営者が罰せられることになりましたが、肌の火傷が跡として残れば、これは取り返しのつかないことなのです。

目次

はじめに

美容光脱毛器の特性と、医療レーザー脱毛との対比について

医療クリニックで美容光脱毛器が取り扱われる要因について

まとめ

美容光脱毛器の特性と、医療レーザー脱毛との対比について

以前のコラムでは、脱毛器の手法は主に3種あり、その中でも医療レーザー脱毛(光脱毛)・美容光脱毛・ニードル脱毛と3種類があることをお伝えさせていただきました。そしてその中でも医療レーザー脱毛についてフォーカスをしたのですが、今回は対して美容の光脱毛について深掘りをしていきたいと思います。美容の光脱毛は医療のレーザー脱毛と違い、医師や看護師でなくても脱毛器を施術で扱うことはできます。そのため効果が出にくい・何をしても安全など、間違った認識を招くことがあるのですが、それは誤った認識です。美容の光脱毛も基本的な原理は毛根部にあるメラニン色素にアプローチすることで毛を根本から取り除き長期的には再生を阻害する働きがあり、十分にツルツルになりますし、一方で脱毛器の取り扱い方を誤れば上記のように事故に繋がることもあるのです。

それでは医療レーザー脱毛と、美容の光脱毛は一体何が違うのか?という点ですが、まずフルエンスに制限がかかっているかどうかです。美容の光脱毛は15J/㎠以下で行うという規定があり、これに従わなければ法律違反となってしまいます。またレーザー脱毛は固定波長でありましたが、美容の光脱毛器は400〜1,200nmと波長は変更ができます。そのため毛の質によりアプローチの仕方が工夫できるメリットはあるものの、一方でフィルターの取り扱いには十分に気をつけないといけないのです。そして深達性は医療レーザー脱毛より低いといえます。ですから設定を誤ると真皮ではなく表皮への熱傷リスクがあり、後天反応も大変わかりやすく出現します。そして痛みは少なく抑えることができ時間効率はいいのですが、硬毛化へのアプローチは医療レーザー脱毛の方が向いているといえるでしょう。

 

医療クリニックで美容光脱毛器が取り扱われる要因について

毛にはその部位(髭・背中・腕・脚・VIO・首・指)などにより質が違い、また個人差もあるため、一概にどれくらいのフルエンス・波長・パルス幅が良いとはいえないのと同じく、すべての人のすべての箇所・またどのタイミングかによって医療レーザー脱毛か美容の光脱毛かが良いかこれは分かれます。一般的には硬毛化した毛(剛毛な毛)をターゲティングし、スポットで脱毛をすることには医療レーザー脱毛がメリットを多く語られ、最大多数の毛にバランス良くアプローチする脱毛器は美容の光脱毛がメリットを多く語られるのです。

以前のコラムでは、医療クリニックに美容脱毛サロンが併設されることがよく見られるとお伝えしましたが、これは脱毛効果を上げることを目的に場合分け・個人分けがなされている大変合理的なシステムといえるのです。

 

今回のまとめ

当店のお客様にも、医療・美容問わず他の脱毛店舗で失敗をした。という経験を持って訪れる方はたくさんいらっしゃいます。Seizeのスタッフはこの「失敗」の原因をしっかりと把握をし、後のアドバイスに繋げることを心がけています。なぜなら一口に失敗とはいっても脱毛器が悪かった・スタッフの操作性が甘かった・毛の問題など抜けないもしくは痛い理由は多様なのです。

振り返りはしっかりと行った上でないと、今後の脱毛施術に経験は活かされることはないのです。

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