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お知らせ・コラム
脱毛技術のコンサルティング業務を、脱毛サロンが行う理由について
Seizeの店長である大石は、日々のサロン業務に加えて脱毛サロンをクライアントとした技術・開業支援のコンサルティング業務を行なっています。
脱毛施術は使用する脱毛器本体のスペックに合わせて、それを操作する脱毛士の技術力で効果は大きく変わります。つまり将来発展的な脱毛サロンを開業するには、施術人員を揃える・資金を調達する・物件を押さえるといった基本的な業務を行いながら、良質な業務用脱毛器を導入し、脱毛施術者の技術レベルを向上させる教育が必要となるのです。
目次
はじめに
脱毛サロンの多くは、髭・産毛の脱毛効果に悩んでいる
良質な業務用脱毛器の導入・脱毛施術者の技術レベル向上がポイントだと冒頭ではお伝えしましたが、どちらの点も店舗責任者が有する脱毛知識やそれを活かした技術ノウハウに依存します。わかりやすく表現すると、どのようなアプローチで毛が抜けるのか？・毛の特性にアプローチをどう合わせるのか？・火傷や肌荒れはなぜ脱毛後に起きるのか？などに深い理解がないと、効果性や安全性の高い脱毛器を選ぶことはできませんし、第三者に正確な脱毛施術を教えることも不可能です。
ここ近年、特にメンズ脱毛サロンはニーズの成長に合わせて店舗数を伸ばしていますが、倒産するサロンもまた激増しています。その理由の主たる要因は、「脱毛効果を出せない」ことにあります。当たり前の話ですが、髭・VIO・脚・腕どの体毛に共通していえることは1回・2回で脱毛効果を上げることはできません。脱毛は毛の成長サイクルに合わせて網羅的にアプローチを行いようやく効果を上げることができますので、回数にして10〜15回・期間としては１年前後を要します。つまり脱毛サロンはお客様に一度来店いただければ長期間の施術を任されることになりますので、バタバタと倒産するサロンが多いのは、とても不自然なことなのです。「これ以上施術を任せられない」と思われる脱毛サロンの問題点は「脱毛効果を出せない」ことですが、実際に3年もの間脱毛サロンを運営していて、1人も卒業をさせたことがないという脱毛サロンも存在します。そしてこのようなメンズ脱毛サロンの悩みの種は髭脱毛です。髭脱毛はメンズ脱毛でもっとも人気なメニューであるため、リピートに苦しむ理由は明らかです。また女性が顧客の脱毛サロンにおいては、産毛の脱毛効果が悩みの種であるケースがほとんどです。
安全な脱毛技術に終始する、民間運営の教育コンテンツとその問題点
だからといって脱毛効果を上げられないサロンが学習を怠っているかというと、そうでもないことが現実です。そもそも美容サロン事業を立ち上げようと志した方々ですから、来店されたお客様の脱毛効果を最大化させたい。という思いは強いことがほとんどです。しかしながらなぜうまくいかないのか。それは適切な教育機関が存在しないことが原因です。もちろん民間資格やそれを取得するための教材などはいくつかあります。しかしながらこれらの目的は「効果的な脱毛手法を教える」ものではなく、「基礎的で安全な脱毛手法を教える」ものです。もちろん安全な脱毛方法を知ることは大切ですが、脱毛サロンに来店されるお客様から求められるミッションは、あくまで安全で効果的な脱毛です。つまり既存の教育コンテンツだけでは、知識や情報がまったくもって足りないといえるのです。
業務用脱毛器メーカー・ディーラーが導入講習・コンサルティング・スクールなどと銘打って教育を提供していることもありますが、これもまた脱毛効果を追求するノウハウというよりは、脱毛器の設定方法に留まることがほとんどです。
今回のまとめ
ノウハウがない(あるいはあったとしても抽象的である)場合、販売業者やサロン側の広告表現が妙に誇大になったり脱毛器の操作ミスなどが起きやすくなります。
だからこそ数多くのお客様を脱毛卒業させてきた私は、この現象に歯止めをかけることに使命を感じ、同業者である脱毛サロンの脱毛器診断・脱毛士への技術指導を精力的に行っているのです。脱毛はあくまで健康・美容に向けたアプローチ手段の一つなので、脱毛サロンの本来あるべき姿は満足度の高いリピーターに溢れ、次なる美容サービスを期待されるものだと考えています。